
アメリカで話題になっている「静かな休暇(Quiet Vacationing)」についてのニュースを目にしました。
「静かな休暇」とは何かといえば、要するに「有給申請をせず、リモートワークで働いているフリをしながら陰で旅行や休暇を楽しむ」というもの。
メールの予約送信を使ったり、オンライン表示を保つツールを使ったりして「稼働中」を装うそうですが、言葉は綺麗に飾られていても、実態は単なる「サボり」や「不誠実な勤怠」に過ぎません。本当に「もはや何でもありだな……」と呆れてしまいます。
日本の状況はもっとひどいかもしれない
アメリカのニュースとして紹介されていますが、正直「日本の方がもっと根が深くてひどいのでは……」と感じてしまいます。
日本でもリモートワークが定着した一方で、オフィス出勤時代から「そこに座っているだけで大した成果を出さない」「忙しいフリをする」という、いわば“元祖・静かな休暇”のような風潮が一部に存在していました。それがリモート環境に移り、画面の向こうで見えなくなったことで、より巧妙化・悪質化している可能性は大いにあります。
生産性の差と、日本の将来への強い危機感
100歩譲ってアメリカの場合、個人主義の徹底や厳しい解雇リスクがある中で「成果さえ出していればいい」「高パフォーマンスで全体としての生産性が高い」という身も蓋もない現実が裏に存在します。
しかし、日本は世界的に見ても労働生産性が非常に低いと言われ続けている国です。
ただでさえ成果物や生産性よりも「働いた時間」や「頑張っている感(働いているフリ)」で評価されがちな文化がある中で、リモートを悪用した隠れサボりが横行してしまえば、日本の生産性はさらに底なし沼のように落ち込んでいってしまいます。
成果へのコミットも薄く、真面目に働いている人が馬鹿を見るような環境が放置されれば、企業も国も成長できるはずがありません。
「静かな休暇」なんていう都合の良い言葉で誤魔化すのではなく、時間ではなく「成果」できちんと評価する仕組みへの転換と、個人のプロ意識の欠如には強い危機感を持たざるを得ません。日本の将来、本当に大丈夫なのだろうかと切実に心配になってしまいます。