ご当地ラーメン「オーモリラーメン」でしっかりとお腹を満たした後は、いよいよ今回のツーリングで最も楽しみにしていた歴史スポットへ向かいます。
続日本100名城「鮫ヶ尾城」へ!緊張の山城攻め
やってきたのは、妙高市宮内に位置する「鮫ヶ尾城(さめがおじょう)址」。 上杉謙信の没後、跡目争いである「御館の乱」において、勝利した上杉景勝に追われた上杉景虎が自刃した終焉の地として知られる屈指の歴史的スポットです。
以前から一度は訪れてみたいと思っていた名城ですが、公共交通機関だけではなかなかアクセスしづらい場所にあるため、今回バイクで来られたのは千載一遇のチャンスでした。
案内所で情報を確認し、いざ登城開始! ……なのですが、山あいの静かな城跡ということもあり、一番頭をよぎったのは「熊が出たらどうしよう」という恐怖(笑)。
念のため足音を大きめに立てながら、息を切らして山道を登っていきます。案内所の方以外とは誰ともすれ違わない静寂の中、本丸跡に到着。そこから見下ろす越後平野の絶景は圧巻でした。景虎が最後に見た景色に思いを馳せつつ、無事に怪我もなく熊にも遭遇せずに下山することができました。
寒さ対策!地元のワークマンで急遽ジャンパーを補強
鮫ヶ尾城を下山後、やはり頭を離れないのが「深夜移動の寒さ問題」です。 100kmマラソン当日は、まだ暗い早朝(というか深夜)に妙高高原の宿を出発してバイクで会場へ向かわなければなりません。
「このままでは絶対に凍える」と判断し、スマホで近くのワークマンを検索。高田市街に向かう途中店舗へ滑り込みました。
店内を探すと、今着ているものと同じ「X Shelter」シリーズですが、さらに生地がしっかりした厚手の防寒ジャンパーを発見! 試着してみると温かさが段違いです。価格はなんと3,900円。 この高い防寒性能と品質で4,000円を切るコストパフォーマンスには、相変わらず頭が下がります。これで大会当日の深夜走行対策も完璧です!
高田の老舗酒蔵巡りとお猪口のプレゼント
防寒着も無事に確保でき、安心して高田市街周辺の酒蔵巡りへ向かいます。
③ 妙高酒造(心温まるおもてなし)
まずは「妙高酒造」さんへ。
歴史を感じる魅力的な店内で良いお酒を購入し、ほくほく顔でバイクに乗り込み、駐車場を出ようとしたその時――。
お店の方がガラガラと扉を開けて走って追いかけてきてくださり、「お兄さん!今日の夜、これを使ってお酒を飲みな!」と、お店のロゴが入った綺麗なお猪口をプレゼントしてくださったのです!
見知らぬ旅人に対する温かいお心遣いと優しさに、胸がじんわりと熱くなりました。こういう一期一会が出会いがあるから、バイクの旅はやめられません。
④ 武蔵野酒造(スキー正宗)
続いて向かったのは「武蔵野酒造」さん。 ここでは代表銘柄である「スキー正宗」を購入しました。
日本酒の銘柄に「スキー」というカタカナ(英語)が入っているのは全国的にも非常に珍しいですよね。実はこの上越・高田エリアは、明治時代にオーストリアのレルヒ少佐によって「日本で初めてスキー術が伝えられた発祥の地」。
そういえば、以前家族で上越へ旅行に来た際にボブスレー体験をしたあの場所こそが、まさに「日本スキー発祥の地(金谷山)」でした。歴史と地域文化が繋がった瞬間です。
パワースポット「今泉城址」とスーパーホテルへチェックイン
時計を見ると16時近く。そろそろ本日泊まる宿へ向かいます。 本日の宿は、上越妙高駅のすぐ目の前にある「スーパーホテル上越妙高駅前」です。最近、全国どこへ行ってもスーパーホテル率が非常に高い気がします(笑)。
ホテルに入る直前、すぐ近くにある「今泉城址」に立ち寄りました。
現在は神社になっていますが、境内に佇む「今泉城址の大ケヤキ」は圧巻の一言。地域のパワースポットとして知られているそうで、幹の太さと力強い枝ぶりに触れると、確かに全身にエネルギーが満ちてくるような感覚がありました。マラソン前のパワー注入完了です!
その後ホテルに到着。駅前ということでバイクの駐輪場が心配でしたが、駅の無料駐輪場にバイクも駐められるとのことで一安心。部屋も清潔で十分な広さがあり、暗証番号キーシステムも相変わらず快適です。

ご当地名物「とん汁の店 たちばな」へ!
部屋に荷物を置き、本来ならそのまま1階でウェルカムドリンクの日本酒を楽しみたいところですが、もう一つどうしても行っておきたいお店がありました。
バイクに跨がり向かったのは、上越の超有名店「とん汁の店 たちばな」さん!
上越のご当地グルメとして名高い「とん汁ラーメン」の代名詞的お店です。ホテルからは少し距離がありましたが、渋滞知らずのバイクならあっという間に到着できました。やっぱり旅先でのバイクの機動力は最高です。
運ばれてきた「とん汁ラーメン」は、水を使わず大量の玉ねぎと豆腐、豚肉から出る水分だけで作られた超濃厚なとん汁がそのままラーメンの上にかかっている唯一無二の一杯。
玉ねぎの強烈な甘みと味噌のコクが太麺に絡みつき、一口食べるごとに「うまい…!」と唸ってしまう絶品でした。わざわざ足を延ばして大正解です。
地酒で乾杯、そして至福の就寝
大満足でホテルへ戻り、お待ちかねのウェルカムドリンクコーナーへ! 1階のフリースペースには地元の日本酒がずらりと並んでいます。

まずはカップに一杯分注ぎ、妙高酒造さんでいただいたお猪口とともに部屋へ持ち帰ってグイッと一杯。「ぷはぁ〜、効く…!」
その後は館内の大浴場へ。小さいながらも温泉気分が味わえるお風呂で、350kmの高速走行と鮫ヶ尾城の山登りで疲れた身体をじっくりと解きほぐします。 (「日曜日、100km走り切った後にこのお風呂に入れれば最高なんだけどなぁ…」と思いつつ、あの3倍以上の宿泊価格を思い出して苦笑い)
お風呂上がり、再び1階へ降りて置いてある地酒を全種類少しずつ飲み比べさせていただきました。 どれも各銘柄のスタンダードラインのお酒ですが、地元の風土が感じられる素朴で力強い味わいがあり、甲乙つけがたい美味しさです。あまり一人で飲み過ぎないよう、品良く嗜む程度に楽しませていただきました。

部屋に戻ってベッドに転がり、今日の旅の思い出を振り返っていたら、心地よい疲労感とほろ酔い気分であっという間に深い眠りの中へ……。
バイクツーリング、名城攻め、ワークマンでの買い物、温かい地域の人との交流、そして二度のご当地ラーメンと地酒。 100kmマラソンの2日前とは思えないほど(笑)、充実しきった最高の1日目となりました!
(次回、妙高高原ロッジ移動&大会前日編へ続きます!)