あまり先のことは考えていなかったのですが、45歳にもなると考えるようになりますね。
60歳の定年もなのですが、その前に来るのが「役職定年」。
こんな言葉、会社に入るまで知りませんでしたよ。
てっきり、偉い人は定年までずっとえらいままだと思っていたのですが、そうではなかったんですね。
「60歳」と規定されていることの多い「定年」の数年前、例えば「55歳」に役職定年は行なわれます。
しかも、ほぼ半分の企業に役職定年制度があるそうです。
役職定年制度があっても、明文化された規定があるのは78.8%。これは多いのか、少ないのか。
まぁ、規定があろうとなかろうと、職位を外されるだけですから、会社の裁量でどうとでもなる話でしょう。
早い会社では50代前半から役職定年があり、残りの10年はこれ以上出世が見込めない状態で、働くこととなります。
役職定年により「賃金が下がった」人が8割以上、「周囲からの期待が下がった」が5割以上となっています。
まぁ、権限が無くなったので当然と言えば当然かもしれません。
それにより働く意欲も下がるわけで、働く意欲が「変わらない」人は3割しかおらず、「やる気が下がったまま」の人が4割を占めます。
というか、働く意欲が変わらない人ってすごいですね。
少ない割合の賃金が変わらない人なのかもしれません。
もしくは研究職とかでしょうか。
失われたものは「給与」や「期待」「情報」
得たものは「時間」や「自由」「余裕」
60歳で完全に定年になるならこれもありかなあと思いますが、今や70歳まで働かないといけない時代。
残りの15年~20年というのは少し長すぎる気もします。
社内に別会社を立ち上げて、独立採算制で仕事を進めるとか考えて、シニアのモチベーション維持を図ったほうがよい気がするのは私だけでしょうか。