みずほ銀行の今年5度目の障害は原因不明のようです。
それにしても、正系で復旧せず、副系の切替が失敗し、災対側正系もダメで、災対側の副系でやっと立ち上がったということは事実でしょうか。
かなり無理があるような気がします。
高価な機器が導入されていて、さすがに切り替わらないなんて言う初歩的な問題が起こるとは思っていないですよね。
まぁ銀行員がシステムどこまで詳しくて、どこまでチェックしたのかという問題もありますし、本番稼働後のリストラがものすごい人数でノウハウが散ってしまったという話もあります。
どれもそれっぽいのですが、この半年で5件の障害ですから、もはや呪われているとしか言いようがないです。
そうはいっても、ハードウェアの故障は機械としての宿命でありつつも、その後の対応のお粗末さは人為的な問題であることは事実かと思います。
想定できるリスクに対して、どのように対応するかが問われており、より影響を小さくするための行動が、関係者の責任感が足りなかったのかもしれません。
とはいっても、みずほの基幹システムを構築するのに4000億円以上が費やされています。
その中でもテストに費やしたコストが最も多いでしょう。
これ以上品質ばかりを追って、そこにのみコストを使うのもいかがなものかと思います。
日本の品質重視政策が、結果中国に完敗するに至った経緯も踏まえると、もう少し考え方を変えたほうがよいのではないかとも思います。