バズワードとは「定義が曖昧でありながら、権威付けする専門用語や人目を引くキャッチフレーズとして、特定の時代や分野の人々の間で通用する言葉のこと」だそうです。
システムの世界にいると、よくバズワードに出会います。
特にシステムでは3文字の英字で表すことが多い気がします。
もちろんその時代のトレンドであり、早く着手することにより、その後の利益を最大化出来ることもあります。
先進技術を扱うような会社にとっては非常に重要なのだと思います。
しかし、どの会社も同じようにバズワードに飛びつくのが良いかというと非常に問題があります。
トヨタはなぜ、中古のワープロ専用機「オアシス」を大量に社員に配布したのか?
1980年代は、多くの企業で富士通「オアシス」などのワードプロセッサー、通称「ワープロ」と呼ばれる専用機が使われていた。当時はまだ高価だったため、部署に1台程度しかなく、それを数人でシェアして使っていた。ある時、富士通がワープロ専用機の「オアシス」から、ワープロソフトの「オアシス」を搭載したデスクトップ型PCに切り替え...
重要なのは「自社であえてリスクをとってその新しい概念に飛びつき、わざわざバズワードの実体化に投資して、世の中に貢献する判断をするか」という視点であるということは非常にしっくりきました。
その概念を先に取り組んでも求める成果が効果の無いものであれば、単なる興味、趣味の世界になってしまいます。
2番手・3番手で、しっかり効果を確認したうえで、一気に投資して、1番手以上に効果を最大化することが良い動きかもしれません。
それが面白いかは別の話ですけどね。